モクテル赤紫蘇ビネガー
トニック
今回は暑い夏にピッタリの赤紫蘇を使ったオリジナルモクテルをご紹介します。
料理の薬味などに使われる紫蘇、その中でも赤紫蘇と呼ばれる品種の葉を
大き目の鍋で煮だし丁寧にこし、抽出した液にクエン酸を加えシロップを作ります。
そのシロップにトニックウォーターを注ぐくことで色鮮やかで爽快なモクテルの完成です。
丁寧にシロップをつくることで紫蘇の独特のえぐみは抑えつつ、
香りと爽やかさを全面に押し出すことがポイントで、少々手間はかかりますが手の抜けない工程が多く
シンプルですが作り甲斐のある一杯になりました。
甘味をつけすぎると紫蘇の香りがなくなってしまうので、そのあたりのバランスは少しシビアですが
味は紫蘇の香りが引き立っていて見た目もよく、暑い日だと一気飲みしてしまうくらいのど越しがよい人気のモクテルになりました。
後味がさっぱりとした印象となっており、紫蘇などの香草が苦手な方にも挑戦していただきたいモクテルですね。
やはり紫蘇と言えばオリジナリティあふれるその香りが特徴ですが、
その香りの正体であるデヒドという芳香成分は抗菌や殺菌の作用があるとされており、
お刺身の下などにひかれているのは、そういった作用を期待してのことだそうです。
さらにその香りには食欲増進効果もあり、食前酒の代わりに赤紫蘇のモクテルを飲んでいただくこともオススメしています。
昔から愛される日本のハーブとも言える紫蘇。本来は薬味としてどうしても脇役のイメージですが
モクテルにすることで主役に大抜擢もできるポテンシャルをもった頼もしい素材です。
そんな役者の活躍を是非モクテルでお楽しみください。